3 平成25年度
3.62 2013.7.29 9:15~16:30「理科の授業力を高める実験・実技研修会」

日時:平成25年7月29日(月)9:15~16:30

場所:県立総合教育センター 化学室、生物・地学室

講師:大山 亨(久喜市立鷲宮中学校 主幹教諭)

佐々木忠徳(春日部市立豊春中学校 教諭)

   山田正則(県立総合教育センター指導主事兼主任専門員)

受講者:34名(CST受講者 教員7名)

領域:Ⅱ CST観察実験

 

概要:

物質・エネルギー分野の実習と生命・地球分野の実習を行い、実験の技術を身につける。

また、学力向上の具体的方法について協議を行い、実験の大切さの理解を深める。

内容

 エタノール還元法(実験)  

 酸化銅から銅を取りだす実験では、教科書には酸化銅と炭素を使っ  た実験が示されている。この実験では酸化銅と炭素をよく混ぜないときれいな銅を取りだすことが難しい。エタノール還元法では、エタノールと反応させると安全にきれいな銅を取りだすことができる。

 ガラス細工(実験)

 学校での実験ではガラス管、L字ガラス管、毛細管など使用する。しかし、ガラス細工を行ったことのない人もいる。この実験では、ガラス管の口元を熱して溶かし手が切れる危険性をなくしたり、熱してL字ガラス管を作ったり、毛細管を作った。

 クリップモーター作り(実験)

 クリップ、ニクロム線、ネオジム磁石、乾電池でクリップモーターを作る。材料は身近にあり手に入れることはできるが、コイルが回転するためには微妙なテクニックが必要である。

 イカ・ニワトリの脚・鶏頭水煮・煮干しの解剖(実験・観察)

 イカ・ニワトリの脚・鶏頭・煮干しなどは身近にあるものであるが、それらは解剖を実際に行って観察して、どれがどこの部位であるかわかる。この実験ではイカやニワトリの脚などを自分で解剖し写真と見比べながら観察を行った。

 学力向上の具体的方法について(協議)

  自校の理科授業における課題を基に課題を解決するための方策についてグループ協議を行った。

その後、グループで出た意見を発表し全体で共有をした。

 

参加者の感想では、「教の研修を生かして解剖や実験を取り入れた実験をしていきたい」「ここでなければ出会うことのない実験・実技の研修をすることができた」など新たな実験を学んだり、協議で他の先生の工夫を聞くことができるなど好評であった。

(文責:山田正則)

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