1 平成27年度
1.4 2015.5.27 13:00~16:50授業研究会・協議会「埼玉大学教育学部附属中学校教育研究協議会参加」

授業研究会・協議会「埼玉大学教育学部附属中学校教育研究協議会参加」報告

 

日時:平成27年5月27日(火)13:00~16:50

場所:埼玉大学教育学部附属中学校

受講者:10名(教員4名,学生6名)他引率1名

講師:小倉 康(埼玉大学教育学部准教授)

領域:Ⅲ 小中学校実践理科指導法・マネジメント実習

日程:

(1) 研究授業観察

13:00~13:50 1年B組「身近な物理現象」島田直也教諭(CSTマスター)

14:05~14:55 2年B組「気象とその変化」伊藤悠昭教諭

13:00~14:55 3年B組「化学変化とイオン」山本孔紀教諭(CSTマスター)

(2) 研究協議 15:10~16:45

概要:授業研究を通じた理科指導力向上研修会を計画・実施する実践スキルを養う。

内容:受講者のレポートより

・参観者に配布された資料がわかりやすい。指導案だけでなく,当日の授業に関する教材やノート例などが示されている。特に,「理科学習の手引き」は①理科の学習の進め方②理科の評価③ノートの作成において,大変参考になった。各学校でもこのような手引きをつくり,教員や児童生徒が共通理解の上で進めることができればよいし,これが系統も含めて小中の連携にもつながるように地域も含めてそろえられるとよい,と感じた。

・3年生では発表の仕方を教師が説明し,聞く観点(自分たちと比べて違う考えはどこか)を与えてから発表をさせていた。

・身近な日常体験から導入したこと。2年生では観天望気から導入し,昔から伝わっている天気の言い伝えを共有していた。また,1年生では水槽を使ってぬいぐるみが見えたり見えなかったりした事象を見せたが,普段気が付かないだけで水の入った入れ物から見れば,全反射や屈折は起きている。

・授業中に示す「課題」や児童に与える「発問」の重要性を再認識できた。授業中に多弁・雄弁になる必要はなく,そうならないように厳選して絞りに絞って効果的な「一言」が伝えられればそれでよいという授業の進め方を試したいと意欲がわいた。しゃべるのは児童生徒でよく,教師がいかにそれを引き出せるかが授業なのだろうと感じた。

                    (文責:小倉 康)

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