1 平成27年度
1.18 2015.7.31 9:00~12:10「放射線の化学」

講座「放射線の化学」実施報告

 

日時:平成27年7月31日(金)9:00~12:10

場所:埼玉大学教育学部G棟109実験室

講師:松岡圭介(埼玉大学教育学部准教授)

受講者: 5名(教員5名)

領域:II 理科好きを増やす魅力的な観察実験法

概要:環境中の放射線の測定方法、放射線の可視化の実験を行った。また、放射線の活用状況、放射性物質の環境中への拡散、生体への影響を解説した。

 

内容

2011年の福島原発事故に伴い環境中に放射性物質が放出され、放射性物質の環境汚染の問題を考える機会となった。また、同時に放射線に関する知識が教育現場で不足していることが分かった。東北、関東エリアの小学校の教諭は放射性物質の特徴や性質を正しく知ることが必要であり、実験を通して放射線を正しく理解する。同時に、それらの実験を通して、学校教育の理科分野での物質の取り扱い方法、実験データの解析方法などを習得することが今回の講座の目的である。

 

講義は主に 自然放射線に関する講義(45分)

           放射線の測定法と学内の放射線量測定 (45分)

放射線の特性と人体への影響に関する講義(30分)

           基礎実験 (天然放射性鉱物を用いた霧箱)(30分)

           エネルギーと放射線(30分)

の内容で行った。例えば、図1は天然放射性鉱物からβ線の飛跡である。受講者と共に実験装置を作成し、放射線の飛跡を可視化した。また受講生は埼玉大学内の空間線量を測定して、その数値から年間の被爆量を計算した。その数値を元に、放射線量と生体への影響を議論した。また、食物中に含まれる放射線量と安全基準について、受講者とともに理解を深めた。放射線とその影響を考えるよい機会を提供できたと思っている。

図1霧箱中の天然放射性鉱物から放出される放射線の奇跡

(文責 松岡圭介)

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