1 平成27年度
1.43 2015.9.26 13:00~17:00「第3回CST研究会」

講座「第3回CST研究会」実施報告

 

日時:平成27年9月26日(土) 13:00~17:00

場所:    埼玉大学教育学部

受講者:12名(教員等8名,学生4名)

講師:    小倉 康(埼玉大学教育学部准教授)

領域:    Ⅲ 小中学校実践理科指導法・マネジメント実習

 

概要:土曜日午後に「小中学生に,よく分かる,大好きな理科を届けるために」をキャッチフレーズとして,県内外で理科を教えている教員が自由に参加できる研究会を開催している。

日程:

13:00-13:40  1時間目 大学からの情報提供

テーマ「平成27年度全国学力学習状況調査の結果をどう生かすか」小倉康(埼玉大学教育学部)

13:50-14:30  2時間目 現場からの情報提供

テーマ「小学校内の理科指導充実に向けた理科主任の発信」島田広彦(滑川町立月の輪小学校)

14:40-15:20  3時間目 大学生からの情報提供

テーマ「福島の津波・放射線被災の現状と小学校での科学教室」埼玉大学教育学部小倉研究室学生

15:30-17:00  4時間目 実践から考える

テーマ「科学部の指導」提供者 髙城英子(元松戸市立小金中学校,工学院大学)

内容:

 1時間目は,8月24日に公表された埼玉県の調査結果から何を読み取るか,今後の小中学校理科教育にどう生かすかについて,参加者とともに議論した。2時間目は,多くの小学校教員が困難を感じやすい理科の指導に関して,理科主任の立場でどのようなサポートが可能かについて,埼玉県内のCST,CSTマスターの学校での取り組みを調べた結果が報告された。3時間目は,福島県での夏期合宿を行い,津波・放射線被災の現状視察と小学校での科学教室を実施した学生が,何を見て何を感じ,何を得たのか,学生自身から報告した。そして,4時間目は,授業以外で理科や科学技術への子どもの能力や関心を伸ばす貴重な機会である中学校科学部の指導について,講師の髙城先生から,千葉県での長年の実績に基づいて,科学研究の指導,企業や大学との連携,小学生向けの活動,ロボット競技の指導と国内・国際大会への参加,SSHと連携した活動への参加など,多様な実践を紹介していただいた後,参加者間で,「科学部の活動をいかに活発にしていくか」について意見交換した。

受講者「暗いイメージの科学部の児童が堂々と活躍している姿が目に浮かびました。きっとクラスの中には,おとなしくしていても,いろいろな興味や知識,能力をもった児童がいます。そんな児童一人一人の良さを引き出し,活躍できる場を与えられたらと思いました。」      

(文責:小倉 康)

 

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