1 平成27年度
1.3 2015.5.30 13:00~17:00「第1回CST研究会」

講座「第1回CST研究会」実施報告

 

日時:平成27年5月30日(土) 13:00~17:00

場所:    埼玉大学教育学部

受講者:15名(教員等12名,学生3名)

講師:    小倉 康(埼玉大学教育学部准教授)

領域:    Ⅲ 小中学校実践理科指導法・マネジメント実習

 

概要:土曜日午後に「小中学生に,よく分かる,大好きな理科を届けるために」をキャッチフレーズとして,県内外で理科を教えている教員が自由に参加できる研究会を開催している。

日程:

13:00-13:50  1時間目 大学からの情報提供

 テーマ「平成27年度全国学力学習状況調査をどう生かすか」提供者 小倉康准教授

14:00-14:50  2時間目 学校からの情報提供

 テーマ「全国学力学習状況調査理科問題への子どもの反応」提供者 小学校CST,中学校CST

15:00-16:50  3~4時間目  ワークショップ

 テーマ「科学写真の撮影法 第1回 いろいろな科学写真と撮影機材」提供者 伊知地国夫(科学写真家,元埼玉大学非常勤講師)

 

受講生レポートから(1・2時間目について):

・「児童生徒が理科好きになる」授業をこころがけたい。調査の結果,理科が好きな児童ほど正答率が高い結果が出ていることから,「理科が好き」と言える児童生徒をたくさん増やすことができればよい。

・「日常生活の中にある自然の事物・現象」を児童生徒に体験させることで,「理科は身近なところにある」ということに気づかせる授業展開をしたい。理科は特別なことではなく,「こんなところにも理科がある」ことを知ることで,難しい教科ではなく親しみやすい教科であることに気づいてもらいたい。

・「探究活動」を取り入れたい。いわゆる「教師から伝える=教える」だけではなく,「児童生徒が新しい知をつくる=学ぶ」ことをさせていきたい。

・「系統を意識して学習してきたことを思い出させる」復習をさせたい。新しい単元の学習をする時に,今まで学習してきたどの内容が使えるのか,確認することが必要だ。

・「教師がしゃべりすぎない」ことを,気をつけたい。理科が好きだと,つい雄弁になりがちであるが,理科は言葉で説明するよりまずは「本物を見せる=自然の事物・現象を見せる」ことの方が大切で,そこから「どうしてこうなるのか」「本当にそうなのか」ということは児童生徒が自分から「語る」べきものであり,教師から「しゃべる=伝える→教えてしまう」ことは避けなければならない。

(文責:小倉 康)

 

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