1 平成27年度
1.17 2015.7.30 9:15~16:30「身近な環境と動植物を学ぶ研修会」

講座「身近な環境と動植物を学ぶ研修会」実施報告

 

日時:平成27年7月30日(木)9:15~16:30

場所:埼玉県立総合教育センター江南支所

講師:春田 朗紀、櫻庭 淳、金井 健治(総合教育センター指導主事兼所員)CSTマスター

   新井 俊充(総合教育センター担当課長) 浅見 靖 (総合教育センター主任(技))

受講者:4名(教員3名、実習教員1名)

領域:Ⅱ 理科好きを増やす魅力的な観察実験法

概要: 身近にある植物を利用した理科実験の工夫や、特別な施設・設備を持たなくても展開できる無菌操作の知識や技術を身に付ける研修を行った。

内容:

1 講義「教材となる無性生殖で増える植物の育て方・活用法」

  無性生殖の事例を観察させ、受精によらず仲間を増やすことを生徒に実感させるためには、観察対象の数や入手しやすさが必要になる。そのため、身近なもので活用できるタンポポやベンケイソウなどの紹介や教材利用の事例を紹介した。

2 実習「実験室でできる無菌操作」

  微酸性電解水を利用し、クリーンベンチやオートクレーブなどの特別な施設設備がなくても理科実験室の机上でできる培地作製や無菌操作について紹介し、その技術を身につける研修を行った。

3 実習「プランクトンの顕微鏡観察」

  緑藻類(ミドリムシ、ミカヅキモ)、ゾウリムシ、ミジンコなどの顕微鏡観察を行った。また、各学校でも教材利用できるよう、作成した培地に観察した水中生物を入れて持ち帰ってもらった。

4 実習「松の葉を使った調査等」

  校内に植樹されていることが多い樹木を活用した大気調査として、「松の葉」の気孔や「カイヅカイブキ」の葉の表面に付着した汚れについて、顕微鏡観察を行った。

5 実習「生物の棲み分け、ヌマガエル等について」

  江南支所を散策しながら地域の植物分布や森の構成・遷移等について、学校現場での授業で活用できる教材を提供しながら研修を行った。

 

 

 

 

 

       (文責 春田 朗紀)

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