2 平成26年度
2.55 2014.12.10 講座「CST実践力向上研修会(授業研究会)」

講座「CST実践力向上研修会(授業研究会)」実施報告

 

日時:平成26年12月10日(水)13:55~16:30

場所:東松山市立新明小学校

講師:東松山市立松山第二小学校教頭 森屋 弘一

受講者:1名(教員1名,学生 0名)

領域:Ⅲ 小中学校実践理科指導法・マネジメント

概要:(1) 公開授業 単元名「電気の通り道」 小学校 第3学年2組

   CST候補者を授業者にして、公開授業を行う。本授業研究会は、電気の通り道について

興味・関心をもって追究する活動を通して、電気を通すものと通さないものとを比較して、金属が電気を通すことを理解することをねらいとしている。また、実験結果を整理して比較することで問題を解決するという、問題解決能力の基礎を児童に身につけさせる学習でもある。

(2) 研究協議 参加者 小・中学校教員38名

内容:(1) 公開授業

    ・豆電球テスターを使って電気を通すかどうか調べるために、まずテスターの使い方や注意を学び、電気の通り道である回路について理解した。その後、この豆電球のテスターを使って、はさみやスプーン、わりばし、輪ゴム等準備してきた材料について、電気を通すものと通さないものとを調べる実験を行った。

    ・実験結果から、豆電球がつき電気が流れたものと、豆電球がつかず電気が流れなかったものを発表した。また、材料のイラストに、電気が通った部分に赤テープ、通らなかった部分に青テープを貼ることで電気を通す部分の共通性を考え、意見を発表することを行った。

(2) 研究協議

<視点1>実験を充実させる場面において、良かった点、課題と感じた点、さらに改善のための有効な手立てとしてどのようなことが考えられるか。

    ・学習課題の提示や、予想やその理由を発表することで、子供たちが明確なねらいを持って意欲的に実験に取り組めていた。

・時間的な配分から、導入や説明に工夫が必要であった。

    <視点2>実験の結果から、考察、まとめにいたる場面において、良かった点、課題と感じた

     点、さらに改善のための有効な手立てとしてどのようなことが考えられるか。

    ・各班の実験結果やまとめがとてもわかりやすく可視化されていたので、まとめの共有化することができ効果的であった。

    (3) 指導講評

・授業終了後、児童からも「とても楽しかった。」と言葉が発せられたように、児童は目を輝かせて実験に取り組んでいた。結果を予想し見通しを持って問題解決に取り組んでいた。また、ホワイトボードや色つきシール等を用いて視覚的に提示することで、児童の考えが効果的にまとめられていた。

・身近な材料を使っての実験は、児童が大変興味を引き意欲的に実験に取り組んでいた。しかし、調べる材料が数多く、まとめや考察の時間を確保するためにも、材料の精選が必要であった。                           (文責:森屋弘一)

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