2 平成26年度
2.4 2014.6.5 9:15~16:30「樹木を活用した学習のための研修会」

講座「樹木を活用した学習のための研修会」実施報告

 

日時:平成2665日(木)9:1516:30

場所:埼玉県立総合教育センター江南支所

講師:田口剛、桜庭淳、春田朗紀(県立総合教育センター指導主事兼所員)

   島田修(県立総合教育センター担当課長)

受講者:4名(教員4名)

領域:Ⅱ 理科好きを増やす魅力的な観察実験法

概要: 身近にある樹木を観察や実験の教材として活用するための研修である。環境に関心を持つ児童生徒を育てるために樹木を教材として生かす方法の習得を目指した。さらに、樹木の生育と関係の深い土壌についても観察を行い、土の性質や土壌動物についても理解できる研修を行った。

内容: はじめに樹木の分類方法を研修した。具体的には、様々な樹木の枝葉を用いて冬季の葉の有無による分類(常緑樹と落葉樹)、形態による分類(針葉樹と広葉樹)をした後にマツのような針状の針葉樹と、ヒノキのような鱗片状の針葉樹の違いを説明した。広葉樹については、葉縁の違い(全縁や鋸歯の入り方)による分類方法の講義、観察をした。さらに葉のつき方(対生、互生、輪生など)や単葉と複葉を見分けるポイントを明らかにした。また、匂いや触感など五感を使った観察方法も説明した。これらの見分けるポイントとキーワードを理解し、インターネットを利用して画像検索を行い、樹木名を調べる方法の紹介をした。

また、数種類の樹木の輪切りを用意し年輪の有無や樹木による年輪の幅の違いから樹木の肥大成長の違いや生育環境の違いの観察をし、植生の分布について説明をした。

さらに特徴や特性、用途などから、植物名の由来を説明し身近にある樹木の理解を深めた。

次に、葉の大きさの計測を方眼紙に写して測る方法と、プラニメータ(面積計測器)を使って測る方法で行い測定差を確認し丁寧に計測することで正確なデータが得られることを確認した。

挿し木による無性繁殖の研修では、アジサイを例に実習を行った。生物の増え方には有性繁殖と無性繁殖があることを説明し、植物細胞では全能性が容易に発現することから、無性繁殖(栄養繁殖)によるクローンの生産が行えることを確認した。

土壌の観察では、土のpHや硬さの測定方法、栽培に適した土の条件、人工土壌の特性などを講義と実験で研修した後、良い土を作るために必要な土壌動物の観察をした。

最後に、埼玉県農林部の森林技術・林業支援担当者から樹木を活用した教育活動の実践例を紹介していただいた。

レポートは、樹木を活用した学習の指導計画の作成を課題とした。受講者からは、学校種や学年に応じて工夫された指導計画が提出された。

 

 

 

 

 

 


(文責:田口 剛)

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