3 平成25年度
3.24 2013.12.11 13:05~16:30講座「CST実践力向上研修会(授業研究会)」

日時:平成25年12月11日(水)13:05~16:30

場所:八潮市立八潮中学校

講師:埼玉県教育局東部教育事務所 学力向上推進担当指導主事 澤田一郎

受講者:1名(教員1名)

領域:Ⅲ 小中学校実践理科指導法・マネジメント

 

概要:(1)公開授業 単元名「身のまわりの物質」八潮中学校1年4組

CST候補者を授業者にして,公開授業を行う。「物質の性質」「水溶液の性質」「気体の性質」を学習した後,「課題選択学習」として生徒の興味・関心に即して課題を選択させ,解決のための方法を考え実験計画を立てさせる。本時は班ごとの計画に基づいて実験し,固体や液体,気体の性質,物質の状態変化について粒子モデルを用いて考察し,理解を深めさせる。

   (2)研究協議 参加者 小・中学校教員34名

 

内容:(1)公開授業

     ・実験班で4種類から選択した実験を計画に従って行う。

     ・課題が解決できたかを班ごとに判断する。

     ・実験中の各手順での物質の様子を粒子モデルで表す。

 

   (2)研究協議(ワークショップで行う)

    <視点1>小・中学校で学習する基本操作を用いることで観察・実験の技能を高めることにつながったか。

  ・小学校で基本操作を身に付けさせておくことが重要。

     ・意欲を持ち操作していたが,安全面については教師の声かけだけでは不足である。

    <視点2>課題を選択することで生徒の意欲が喚起され主体的に取り組むことができていたか。

     ・課題を選択することで課題意識をもった活動となっている生徒が多い。

     ・選択させる課題に改善の余地があり,今後の検討が必要。

    <視点3>課題を解決するための計画に沿って,実験を進められていたか。

     ・ワークシートに計画が記入され,生徒の活動がスムーズだったが改善の余地がある。

     ・見通しがあまい生徒がおり,予想の段階から粒子モデルを活用させる必要がある。

 

   (3)指導講評

    ・課題選択学習は,今までの学習をフルに生かして取り組み解決方法を考える機会となり,意欲を持たせる意味でも重要である。

    ・授業中に実験時間を延長する決断が良い。

    ・小学校の学習が中学校とどのようにつながるかを考えるきっかけとなる授業であった。

    ・実験中の安全面についての配慮が不足している。

(文責:勝呂 真人)

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