3 平成25年度
3.3 2014.2.12 13:30~16:30講座「CST実践力向上研修会(実技研究会)」
日時:平成26年2月12日(水)13:30~16:30
場所:深谷市立上柴中学校
講師:埼玉県教育局北部教育事務所 指導主事 山中 桂一
受講者:1名(教員1名,学生 名)
領域:Ⅲ 小中学校実践理科指導法・マネジメント
概要:(1) 実験・実習 参加者 中学校教員15名
CST候補者を指導者として,「水素と酸素の化合装置」のものづくりを行う。
(2) 研究協議
協議題「理科の授業における観察・実感活動を充実させる取組事例について」
内容:(1) 実験・実習
塩化ビニールを用いて,「水素と酸素の化合装置」を作製する。作製した装置に,水素及び酸素の混合気体を注入し,着火装置で化合させ水のできる様子を観察する。混合比を変えることによって,化合時の音や発火の仕方,水のでき方等が違う様子を観察する。
(2) 研究協議
<観察・実験を充実させる上で効果のあった取組>
・実験の予想を行わせるときに,思考力の向上をめざし,予想ボードを活用した。生徒の思考
力を高める活動を活性化させるとともに,班で考えた予想を黒板に掲示することにより,見
通しをもって実験に取り組むことができた。
・NHKの「ピタゴラスイッチ」を力学のまとめ教材として扱い生徒に作成させた。「作ってみ
たい」という意欲を喚起し,設計・修正を繰り返し科学的思考を高めることができた。
<観察・実験に係る課題及び課題解決のための取組>
・観察・実験の時間確保や教材の工夫。
・「体験」と「言語活動の充実」のバランスのとれた授業の組み立て。
・実験の精度や誤差の取り扱いについて。
・課題意識を持続させるための工夫。
(3) 指導講評
・科学的な概念や知識の定着をめざした理科指導について。
・教材の取り扱いについて。
・小中学校の学習内容の系統性について。
・個に応じた指導の充実について。
・事故の事例紹介について。
・事故防止について。
(文責:下条 徹)