3 平成25年度
3.11 2014.1.22 13:45~16:30講座「CST実践力向上研修会(実技研究会)」
日時:平成26年1月22日(水)13:45~16:30
場所:川越市立大東中学校
講師:埼玉県教育局西部教育事務所 指導主事 下村 治
受講者:1名(教員1名,学生 名)
領域:Ⅲ 小中学校実践理科指導法・マネジメント
概要:(1) 実験・実習 参加者 小・中学校教員34名
CST候補者を指導者として,「水素と酸素の化合装置」のものづくりを行う。
(2) 研究協議
協議題「理科の授業における観察・実感活動を充実させる取組事例について」
参加者が自分の実践例について作成したレポートを持参し,そのレポートをもとに協議を進
める。
内容:(1) 実験・実習
塩化ビニールを用いて,「水素と酸素の化合装置」を作製する。作製した装置に,水素及び酸素の混合気体を注入し,着火装置で化合させ水のできる様子を観察する。混合比を変えることによって,化合時の音や発火の仕方,水のでき方等が違う様子を観察する。
作成手順は,本事業で整備したタブレット端末を活用し,参加者が班ごとに確認できるようにした。
(2) 研究協議
<観察・実験を充実させる上で効果のあった取組>
・効果のあった事例の情報交換を行うことで,今後の授業に生かせる事例や,実験が上手くい
くコツ,また,素材の入手方法など共有することができた。
・タブレット端末は,今後積極的に活用していくべきである。
<観察・実験に係る課題及び課題解決のための取組>
・小中学校の教員が同じグループで協議することで,それぞれの学校の視点からの課題を相互
に理解することができた。
・理科室の整備について。特に小学校ではどこに何の器具があるかを,明確にすることが大事。
実験器具のリスト化や,理科室の用具配置図など工夫が必要。
・理科室内での学習のルールづくり。理科支援員の効果的な活用。
(3) 指導講評
・観察・実験を充実させるためには,教材研究と併せて,安全管理が重要。
・理科の授業中の事故について。
最近の事故事例について,日本スポーツ振興センターのデータをもとに紹介し,その対策
についての指導。
・埼玉県小(中)学校教育課程編成要領(平成21年3月)をもとに理科施設・設備管理と事
故防止,緊急時の連絡体制等について。 (文責:下村 治)