3 平成25年度
3.14 2014.1.14 13:30~16:30講座「CST実践力向上研修会(実技研修会)」
日時:平成26年1月14日(火) 13:30~16:30
場所:吉川市立栄小学校
講師:埼玉県教育局東部教育事務所 澤田 一郎 指導主事
受講者:2名(教員2名)
領域:Ⅲ 小中学校実践理科指導法・マネジメント
概要:(1)実験・実習 参加者 小・中学校教員31名
CST候補者を指導者として,「水素と酸素の化合装置」のものづくりを行う。
(2)研究協議「理科の授業における観察・実感活動を充実させる取組事例について」
内容:(1)実験・実習
塩化ビニールを用いて,「水素と酸素の化合装置」を作成する。作成した装置に,水素及び酸素の混合気体を注入し,着火装置で化合させ水のできる様子を観察する。混合比を変えることによって,化合時の音や発火の仕方,水のでき方等が違う様子を観察する。
(2)研究協議
<観察・実験を充実させる上で効果のあった取組事例>
・一人一人が実感の伴った理解ができるように,実験のグループを少人数にして,個人の
役割を明確にする。
・生物の観察においては,観察の視点をはっきりさせる。
・児童に課題に対して予想を立てさせ,理由付けされた実験方法の考案をさせる。
<観察・実験に関わる課題及び課題解決のための取組事例>
・課題:野外や自然の中での実験や観察において一層の充実が必要。
取組:ビオトープの整備を行うことで,生き物が増え,自然に触れる機会が増えた。
・課題:児童の実験を安全かつスムーズに進めさせるために必要な予備実験の時間確保。
取組:各学年の理科部員を中心に,学年で一緒に行えるような工夫と理科室の整備。
・課題:地学系の単元における観察の難しさ。
取組:デジタルコンテンツの視聴覚資料は一斉指導にも調べ学習にも活用できる。
(3)指導講評
・一つの実験からさらなる疑問を持たせることで,次の実験につなげられる工夫をする。
・経験のある教員から若手教員への知識・技能の伝達を校内研修等で行う。
・予備実験等を担当学年だけでなく,校内全体に広めて行える機会を設ける。
(文責:尾板 直樹)