3 平成25年度
3.33 2013.11.15 13:00~16:00「さいたま市教育研究会研修大会における研究授業」

日時:第1回 平成25年11月15日(金)13:00~16:00

場所:さいたま市立植水小学校、さいたま市立栄和小学校、

         さいたま市立太田小学校、さいたま市立三室中学校、

     さいたま市立柏陽中学校、さいたま市立宮前中学校

講師:さいたま市教育委員会指導主事

受講者:○名(教員○名)

領域:Ⅲ

 

概要: さいたま市では、毎年11月に「さいたま市教育研究会研修大会」を行っている。昨年度より、小学校で3会場、中学校で3会場の合計6会場で、さいたま市内の先生方の理科教育推進のために公開授業および研究協議会を行っている。

 今年度は、植水小、栄和小、太田小、三室中、柏陽中、宮前中の6会場で若手、中堅、ベテラン、それぞれの先生方が公開授業を行い、どの会場でも活発な協議が行われた。

 

内容: 今年度の研修大会の小学校会場では、植水小においては、6年生の「てこのはたらき」。栄和小においては5年生の「物のとけ方」6年生の「水よう液の性質とはたらき」の合同授業。太田小においては6年「水よう液の性質とはたらき」の授業が行われた。また、中学校会場では、三室中において「動物の生活と生物の変遷」。柏陽中において「地球と宇宙」。宮前中において「電流のはたらき」の授業が行われた。それぞれの授業でテーマを決め、そのテーマについて先生方が工夫を凝らした授業となった。

 特に、宮前中会場では、「言語活動発展のためのICT機器活用の工夫」というテーマで、ホワイトボードを活用しての回路モデルを作成し、それを第三者に説明していくことで、言語活動の発展につなげ、さらに自分の中での内容の確認を行っていくことにつなげていった。さらに、実物投影機や大型テレビの活用により生徒たちの活発な言語活動を引き出していた。研究協議会では、教員歴5年以下の若手の教員が多く参加していたが、若手の先生方から授業に関する多くの質問が出され、それに対して参会のベテランの先生方が自分たちの経験をもとに意見等を出してくるという形で、非常に内容の濃い協議が展開された。

 また、三室中会場では、「消化と吸収」の単元で、でんぷんとブドウ糖の分子の大きさに着目させるため、でんぷんとブドウ糖の混合液を豚の腸に満たし、分子の大きさの小さいブドウ糖が腸を通過することを実験から理解させていました。さらに、実物投影機、大型テレビ、パソコン、プロジェクターといったICT機器を有効に使用し、学習方法の説明に利用して効果を上げていた。

 どこの会場でも、校種を超えて参加された先生方がおられ、さいたま市の「小・中一貫教育」に対しての準備を進めていこうという気持ちがみられてよかった。

 (文責:岸田 陽一)