3 平成25年度
3.49 2013.8.29,30 9:15~16:30「小学校理科実践的指導力向上研修会」

日時:平成25年8月29日(木)または平成25年8月30日(金) 9:15~16:30

場所:県立総合教育センター 化学室 生物・地学室 物理室

講師:小野塚 雄彦(草加市立花栗南小学校 教諭)

    矢部 孝之(寄居町立桜沢小学校 教諭)

    土屋 広(所沢市立若松小学校 教諭)

    益田 眞美(深谷市立深谷小学校 教諭)

    鈴木 香織(県立総合教育センター 指導主事)

受講者:29日 2名(教員2名)

     30日 4名(教員4名)

領域:Ⅱ CST観察実験

  

概要:教職経験10年未満で理科教育を推進している小学校教員を対象に、基礎的な知識や技能を活用できる観察実験の指導の仕方や思考力・表現力を高める授業づくりに関する研修を実施する。ベテラン教師の指導方法を学ぶとともに地域あるいは県内の理科教育の推進者としての資質の向上を図る。

内容

①講義「観察・実験を工夫した理科の授業づくり」について

 理科の目標である「実感を伴った理解を深める理科授業」について、実践例を用いて観察・実験のポイントなどをわかりやすく説明した。また、問題解決的な学習の実践例についても説明し、「アルミニウムは塩酸にとけるのか」ということを実際に班ごとに実験をしながら考えた。

②実習「基礎的な知識や技能を活用する観察・実験」~物質・エネルギー分野~

 3年生の「風やゴムの働き」や6年生の「電気の利用」で使う教材として、「スカイスクリュー」や「風力発電工作キット」などのものづくりを行った。また、身近なものを使った教材として「浮沈子」を作った。作った教材を使って授業をどのようにすすめるのか協議した。

③講義「外部組織との連携を有効に活用した理科授業」について

 外部組織を使って理科の授業を行う実践例を紹介した。「JAXA」や「丸の内公園」の専門家に講義してもらうことで、児童の興味関心が高まった様子などを説明した。また、「木の葉化石園」からとりよせた化石の入った岩石を使って、化石堀りを体験した。

④実習「基礎的な知識や技能を活用する観察・実験」~生命・地球分野~

  顕微鏡の使い方や観察方法を説明し、水中の小さな生き物やツユクサの気孔の観察を行った。また、着色液を使ってセロリの道管の観察を行った。

  6年生の「唾液のはたらき」について、実験を行いながら問題解決的な学習を説明した。星のモデルをパネル教材を使って作成した。

⑤協議「実感を伴った理解をめざす理科授業」について

 班ごとに、「実感を伴った理解をめざす理科授業」についての自校の課題と方策を協議した。

(文責:鈴木香織)