3 平成25年度
3.60 2013.7.31 9:30~16:45「科学プレゼンテーション研修」

日時:平成25年 7月31日(水)9:30~16:45

場所:さいたま市 鉄道博物館

講師:清水 励、田中克典、辻本秀樹、髙井 潤(県立総合教育センター指導主事)

受講者:7名(教員6名)

領域:Ⅴ 科学コミュニケーション

概要: 県立総合教育センターの連携先である鉄道博物館において実施する講座である。各受講生が、興味のある展示物について調査、取材を行いプレゼンテーションを行う。プレゼンテーションは「展示物前で実施」と「会議室でタブレット型端末を活用して実施」の2回行う。プレゼンテーション実施後は、受講生同士で相互評価を行う。

当講座の目的は、次の能力を向上することにより、受講生の授業力向上を図ることである。

○課題発見、課題解決能力 

○プレゼンテーション能力

○コミュニケーション能力、コラボレーション能力   

○ICT活用能力

講座実施後には、「プレゼンテーションの行い方から、授業に生かすべきこと」等の観点で、レポートを作成する。

内容 

はじめに、研修のねらい等についての講義、及び、タブレット型端末の基本的操作演習を行う。        

次に、各受講生が自由に鉄道博物館内を見学し、「これは(科学的に)おもしろい!」と思う展示物を探し、その展示物についての調査(展示説明、文献、博物館の方へのインタビュー等)を行い、「プレゼンテーション・ワークシート」にまとめる。そして、4,5名程度のグループ毎に館内を移動しながら「展示物前でのプレゼンテーション」を実施し、各自のプレゼンテーション実施後にグループ内での相互評価を行う。     

その後、タブレット型端末を活用したプレゼンテーションを実施するための資料作成を行う。受講者は、「伝えたいおもしろさ」が効果的に伝わるためにはどうすればよいか工夫しながらコンテンツ収集やプレゼンテーション構成等を考え作成する。そして、作成したプレゼンテーション資料をプロジェクタで拡大提示しながら「タブレット型端末を活用したプレゼンテーション」を実施する。

当講座の受講生からは、「タブレット型端末を授業等で積極的に活用したい」「言語活動の充実を図る上で、まずは、児童生徒に『伝えたいこと』をもたせることの大切さが分かった」「一般の来場者の前でのプレゼンテーションは緊張したが、やりがいがあった」というような感想が聞かれた。      (文責:清水 励)

                        博物館の方への取材                                            展示物前でのプレゼン                                    ブレット型端末でのプレゼン