1 平成27年度
1.15 2015.7.29 9:30~16:30 「科学プレゼンテーション研修」

講座「科学プレゼンテーション研修」実施報告

日時:平成27年7月29日(水)9:30~16:30

場所:さいたま市 鉄道博物館

講師:示野 浩生、辻本 秀樹、甲山 貴之、大沼 潤一、田中 克典

(埼玉県立総合教育センター指導主事)

受講者:6名(教員6名)

領域:Ⅴ 科学コミュニケーション

概要: 埼玉県立総合教育センターの連携先である鉄道博物館を会場として、受講生が鉄道博物館の展示物等について調べ、その展示物等についてのプレゼンテーションを行う活動をとおして、科学的なおもしろさを発見する視点をもち、プレゼンテーション能力及びICT活用能力等の育成を図ることをねらいとする。

    開会行事に引き続いて、講義「研修のねらいとタブレット型端末の操作演習」を行う。その後、プレゼンテーション実施のために館内見学と取材を行う。午後は、2回のプレゼンテーション(「展示物前で実施」、「会議室でタブレット型端末を活用して実施」)を行う。プレゼンテーション実施後は、受講生同士で相互評価を行い、評価表を交換する。2回のプレゼンテーションとも同じグループで行い、展示物前と会議室で行う際の違いや留意点等が比較できるようにした。さらに、研修後は、「科学プレゼンテーション研修を受講して学んだこと」について、レポートを作成する。

    なお、小・中学校学習指導要領解説では、自然の事物・現象についての理解のため「生活の中で役立てられている」、「日常生活や社会とのかかわり」等、実社会・実生活との関連を重視するよう求めている。そこで、今年度も、「科学的なおもしろさを発見する視点」を特に重視して研修を進めることとした。

成果: レポートでは、理科教育におけるタブレット端末を活用する利点について、次のことを述べていた。

   ① 撮影と提示がタブレット端末1台で完結する操作性が理科教育に有効である。

   ② タブレット端末の効果は、再現、実演、経過観察の3点に集約できる。

   ③ タブレット端末は、新たな気付きや学び合いを促す道具として活用できる。

    受講生は、「鉄道博物館という興味深い場所で研修することができた」「初めてタブレット端末に触れたが、便利で授業に使えると感じた」等の感想を述べていた。

(文責 示野 浩生)