2 平成26年度
2.25 2014.8.4 9:15~16:30「身近な環境と動植物を学ぶ研修会」
講座「身近な環境と動植物を学ぶ研修会」実施報告
日時:平成26年8月4日(月)9:15~16:30
場所:埼玉県立総合教育センター江南支所
講師:櫻庭淳、田口剛、金井健治(県立総合教育センター指導主事兼所員)
島田修(県立総合教育センター担当課長)
受講者:5名(教員5名)
領域:Ⅱ 理科好きを増やす魅力的な観察実験法
概要: 児童生徒の興味関心を高め学力の向上を目指すために、江南支所の豊かな自然と
バイオテクノロジーの施設を活用した観察や実習を通して、教員の理科等の指導力
向上を図る。さらに、身近な環境や生き物を教材として活用できる能力を高める。
内容
①講義・実習「食虫植物の無菌培養」
植物培養に関する知識や無菌操作の手順についての講義を行った。その後、クリーン
ベンチ内で食虫植物(ハエトリソウ)の継代培養を行うことを通して、無菌操作の技術
を身につける研修を行った。
②実習「水中生物の培地作成と培養、顕微鏡観察」
緑藻類(ミドリムシ、ミカヅキモ、ツヅミモ、イカダモ)、ゾウリムシ、ミジンコなどの培地作成を行
い、培養法について説明した後に、実際に顕微鏡観察を行った。各学校でも観察できる
よう、作成した培地に観察した水中生物を入れて持ち帰ってもらった。
③講義「水環境と生物」
国内の水辺の環境や水生生物について、ESDの視点を踏まえながら講義を行い、理
解の深長を図った。また、パックテストの使用方法や数値の見方、危険な動植物とその
対処法についても説明した。
④実習「パックテストによる簡易水質検査」、「水生生物の生態観察」
支所内のビオトープ周辺の水について、パックテスト等を用いて水質調査の研修を行
った。また、水生生物については、植物のヨシによる水の浄化作用と植生を、動物はヌ
マガエルによる温暖化の考察、アメンボ類の棲み分けについて研修を行った。
(文責 櫻庭 淳)