2 平成26年度
2.15 2014.7.30 9:30~16:30「科学プレゼンテーション研修」
講座「科学プレゼンテーション研修」実施報告
日時:平成26年7月30日(水)9:30~16:30
場所:さいたま市 鉄道博物館
講師:示野 浩生、甲山 貴之、髙井 潤、島田 利博
(埼玉県立総合教育センター指導主事)
受講者:7名(教員6名)
領域:Ⅴ 科学コミュニケーション
概要:埼玉県立総合教育センターの連携先である鉄道博物館を会場として実施する講座である。受講生が鉄道博物館内の展示物等について調べ、その展示物等についてプレゼンテーションを行う活動をとおして、科学的なおもしろさを発見する視点、プレゼンテーション能力及びICT活用能力等の育成を図ることをねらいとしている。
内容:開会行事に引き続いて、講義「研修のねらいとタブレット型端末の操作演習」を行う。その後、プレゼンテーション実施のために館内見学と取材を行う。午後は、2回のプレゼンテーション(「展示物前で実施」、「会議室でタブレット型端末を活用して実施」)を行う。プレゼンテーション実施後は、受講生同士で相互評価を行い、評価表を交換する。さらに、研修後は、「科学プレゼンテーション研修を受講して学んだこと」について、レポートを作成する。
なお、小・中学校学習指導要領解説では、自然の事物・現象についての理解のため「生活の中で役立てられている」、「日常生活や社会とのかかわり」等、実社会・実生活との関連を重視するよう求められている。そこで、今年度は、「科学的なおもしろさを発見する視点」を特に重視して研修を進めることとした。
成果:プレゼンテーションでは、理科教育との関連で、次のような関連付けが見られた。
(1)摩擦抵抗と車輪、線路との関係
(2)状態変化(水、水蒸気、湯気)と蒸気機関車の関係
(3)電気と安全システムの関係 等
受講生は、「誰に、何を伝えるのかを意識したプレゼンテーションが重要」、「小学校理科で学習する水、水蒸気、湯気と蒸気機関車を関連付けることができた」、「ICTの活用としてタブレット型端末を操作できて有意義だった」等の感想を述べていた。
(文責 示野 浩生)