2 平成26年度
2.41 2014.10.24 13:00~16:20 講座「CST実践力向上研修会(授業研究会)」

講座「CST実践力向上研修会(授業研究会)」実施報告

 

日時:平成26年10月24日(金)13:00~16:20

場所:川口市立上青木中学校

講師:川口市教育委員会 指導主事 小川 敏明

受講者:1名(教員1名,学生 名)

領域:Ⅲ 小中学校実践理科指導法・マネジメント

 

概要:(1) 公開授業 単元名「電気と世界」 中学校第2学年5組

      CST候補者を授業者にして、公開授業を行う。小学校の既習内容である電流のはたらきや

磁石の性質のもとに、電気回路についての実験・観察を通して、電流と電圧との関係および電

流のはたらきについて理解する。

(2) 研究協議 参加者 小・中学校教員 31名

    

内容:(1) 公開授業

    ・電池2個と豆電球2個を使った4つの回路のうち、電流計の値が一番大きいものを選ぶ。

    ・小学校の既習内容を十分に確認した後に、中学校の内容を重ねて、課題解決に向け思考する。

    ・個人の意見、グループによる実験結果による意見等を全体のまとめにつなげた。

    ・回路をつなぐ際、実際の回路の写真を手がかりにしながら回路をつくることができた。

 

(2) 研究協議

    <視点1> 小・中学校の学習の系統性を意識した指導の工夫

    ・小中学校の相互の学習内容を教員がしっかりと把握し、教材研究、指導計画等を行う。

    ・児童生徒の実態把握を十分に行い、課題を明確にし、事前に教材等を工夫、準備する。

    ・教員間で授業研究など通じて、系統性を意識して授業を見合う。

    <視点2> 科学的な思考力や表現する力を育成する学習活動の工夫

    ・自分の言葉で表現し、話し合い、そして、伝え合うことが大切である。

    ・目的の明確化、予想を立てる時間の確保、また、話型を用意し書き方の訓練が必要である。

    ・既習内容をしっかりと身につけさせてから、正しい理科用語を用いて、自分の考えを書く。

   

 (3) 指導講評

    ・小学校の既習内容を十分にいかした授業を提案し、実施することができた。

    ・電気の単元が小学校3~6年、中学校2年と多くの学年で設定されていることを考えると

それだけ、重要な科学概念だと認識して、指導にあたってほしい。

    ・系統性を意識した、単元の流れを十分にイメージして授業に望むことが最も大切である。

(文責:小川 敏明)