2 平成26年度
2.64 2015.2.17 13:30~16:20 講座「CST実践力向上研修会(実技研究会)」
講座「CST実践力向上研修会(実技研究会)」実施報告
日時:平成27年2月17日(火)13:00~16:20
場所:川口市立上青木中学校
講師:川口市教育委員会 指導主事 小川 敏明
受講者:1名(教員1名,学生 名)
領域:Ⅲ 小中学校実践理科指導法・マネジメント
概要:(1) 実験・実習 参加者 小・中学校教員 31名
CST候補者を指導者として、「水素と酸素の化合装置」のものづくりを行う。
(2) 研究協議
協議題「理科の授業における観察・実験活動を充実させる取組事例について」
内容:(1) 実験・実習
塩化ビニールを用いて、「水素と酸素の化合装置」を作製する。作製した装置に、水素及び酸素の混合気体を注入し、着火装置で化合させ水のできる様子を観察する。混合比を変えることによって、化合時の音や発火の仕方、水のでき方等が違う様子を観察する。
(2) 研究協議
<観察・実験を充実させる上で効果のあった取組>
・ICT活用による月の満ち欠けの演示実験→デジタルカメラ、パソコン、プロジェクター等を活用した。
・ものづくり活動の充実→単元に応じた教材教具を工夫し、子どもの関心意欲の向上に繋げた。
・科学館と連携した実験を実施→科学館職員と共に、巨大な実験装置を用いた実験を行った。
<観察・実験に係る課題及び課題解決のための取組>
・人数分の実験器具の確保、実験の最大限の個別化→数年単位の購入計画を打ち立てる。
・実験器具の扱い方、正しい実験操作の習得→実験器具の扱い方マニュアルを作成、活用する。
・結果、考察等の自分の言葉で表現できない→理科の専門用語をはっきりさせる。図や表を活
用させて発表の場を設ける。
(3) 指導講評
・理科室における安全指導を十分に意識して、常に最新の注意をはらい事故を未然に防ぐ。
・万一事故が発生した場合、応急処置を施し迅速な対応を図る。理科室事故フローを設置する。
・研究協議等で得た情報を十分に精査し、自校の児童生徒の実態を図りながら活用に努める。
(文責:小川 敏明)