地球内部を観察しよう。ミクロの観察H25.5.8
(地球内部を観察しよう)

日時 : 2013年5月8日(水)10:30~14:20

場所 : 埼大教育学部B棟3階(地学)

講師 : 埼大・岡本和明准教授

内容 : 地球の地殻、マントルを構成する鉱物と岩石を様々な方法で観察します。富士山、中央海嶺玄武岩(インド洋)、マントルかんらん岩(北海道ホロマン岩体)を観察します。火山は地球内部の水や炭酸ガスを地球表面から放出していること、富士山のような陸上火山と海洋底の火山の噴火の違いを岩石に残された組織から理解します。また、電子顕微鏡や偏光顕微鏡の観察により、岩石が様々な鉱物の集まった組織であることを理解します。電子顕微鏡、レーザーラマン顕微鏡では、深海底堆積物中の放散虫化石(岐阜県犬山のジュラ紀チャート)や27億年前の海底熱水で活動した古細菌化石(西オーストラリア)も観察します。また、地殻深部での地震の化石であるシュードタキライトを観察します。地殻深部の岩石を破壊する地震によって摩擦発熱が起こり、マグマすら出来ることを実感してもらいます。最先端の研究対象である貴重な研究試料を観察することにより、子供が科学に触れる喜びを体験してもらいます。

課題:レポート提出有り(顕微鏡写真,ラマン解析データ含む)

評価の観点等:観察結果に対する論理的考察と議論する能力

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■定員(  )名(指定出席者を除く)

■移動を要する場合の交通手段:

■事前準備:なし

■参考図書: