CST科学コミュニケーション(放射線教育)H25.8.20
(放射線教育)

日 時  8月20日(火) 9:00~16:50

場 所  埼玉大学教育学部 G棟109実習室

       埼玉大学全学講義棟1号館4階 化学実験室

講 師   井上直也 埼玉大学理工学研究科教授

            小倉 康 埼玉大学教育学部准教授

            永澤 明 埼玉大学名誉教授

            藤原隆司 埼玉大学科学分析支援センター准教授

内 容 

9:00~9:50 講義「放射線の物理」   井上直也教授

放射線を物理学の立場(ミクロの世界)から解説します。

放射線を用いた最新の加速器実験・宇宙物理実験を紹介するとともに、

先の原発事故にかかわる放射線強度調査からいくつかのトピックスについてお話しします。

 

10:00~12:10 実験「放射線の特性を知る:物理実験」   井上直也教授

放射線測定原理を3つのセンサーを例に解説し、小グループに分かれて測定してみます。

また霧箱を作成し、アルファ線の飛跡を観察し、

崩壊半減期・物質透過性・磁場効果について調べてみます。

 

13:00~13:50 講義「放射性元素の化学」  永澤明名誉教授

  放射性元素は基本的にその安定同位体と同じ化学的挙動をすること、

ごく微量の場合の特異な振る舞い、その生成や半減期はどうなのか、

放射性壊変でできた新しい元素はどのようなものか、

さらにそれら放射性元素の化学的利用の実例について解説します。

 

14:00~16:10 実験「イオンを吸着する物質:化学実験」

                          永澤明名誉教授・藤原隆司准教授

  福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性セシウムやヨウ素は

どのような化学的振る舞いをするのかを実験で確かめる。

それぞれ陽イオンと陰イオンになったこれらの物質が、天然の土壌やゼオライト、

人工的に合成されたイオン交換樹脂などの物質とどう反応するかを調べていきます。

 

16:20~16:50 セミナー「教育への適用の検討」 小倉康准教授

  小中学校段階で放射線に関する学習機会をどのように設定することができるかについて、

さまざまな指導事例を参考に、参加者自身で指導展開案を検討する。

 定 員 20名 

登録締切日 8/15日